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−とかくこの世は−トップへ (2008/10/07)

とかくこの世は
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第14回 ウナギの悪巧み

第13回 “リプレイ政治”からの脱却

第12回 曲折の白球譜

第11回 ボツになった死亡記事

第10回 ホフハ試験薬

第9回 団塊定年待望論

第8回 自殺予防薬

第7回 鎮魂譜

第6回 薩摩守はいずこ

第5回 「ハイ」と言えない子供たち


第4回 死のスタイル

第3回 日本史教えぬ「美しい日本」

第2回 ある暴走族との出会い

第1回 賀状有情

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 カモン!ルーシー
庫裡から悶々
ははんほほう話




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 檀林風発
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肇道和尚の「如是我聞」

 19世紀末のアメリカの風刺作家A・ビアスが著した『悪魔の辞典』で「金銭」「国会」「政治屋」という三つの言葉を引くと、三題噺ができ上がる。
 まず、金銭。ビアスは「社交界への入場券。持っていても悪くない持ち運びのできる財産」。次に、国会は「法律を廃止するために会合する人々の集団」。最後の政治屋は「組織社会という建物の土台となっている泥の中に住むウナギ」と解説している。
 ここまで書いただけで、賢明な読者は、日本の政治の現状を形容していることにお気づきだろう。ビアスは政治については「主義主張の争いという美名のもとに正体を隠している利害関係の衝突。私の利益のために国事を運営すること」と述べている。まさに言い得て妙である。

 いま、ウナギたちは「国会」という名の社交クラブの入場券を獲るためになら手段を選ばない。
 特筆すべきは、ウナギたちには国民の血税から政党助成金が支給されている事実だ。1994年に政治資金規正法を改正した際に、一企業当たりの政治献金を年間50万円までと制限する一方、政党助成法を新設して政党助成金の制度が導入されたのである。その額は国民一人当たり250円。政治資金は国費で賄う代わり、利益誘導につながる政治献金は廃止する、というのが約束だったはずだ。
 ところが、政治献金はなくならず、金集めのパーティーもあい変わらず繰り返されている。しかも、巨額な事務所費まで架空計上しているのが実情だ。政党助成金は共産党以外の各党が当たり前のように受け取っているが、これでは国民は「泥棒に追い銭」を与えたようなものではないか。

 筆者が国鉄担当の記者時代、「国会議員が赤字経営の国鉄から国内全線グリーン車無料パスをせしめているのはけしからん」と批判のキャンペーン報道を展開したことがある。そのかいあって、優待パスは廃止されたが、パス代を国費で負担するシステムに切り替えられた。ウナギたちは、あの時と同じペテンとカラクリを繰り返しながら生き延びてきた。政界浄化を口実に、新しい金づるを考え出し、堂々と法律にしてしまう。ウナギたちの所業は合法的な公金横領といっても過言ではあるまい。

 ビアスの『悪魔の辞典』の「追い剥ぎ」の項には、こう記されている。
 ――ある晩のこと、ヴォルテール(フランスの啓蒙思想家)が数人の道連れと宿屋に泊まった。辺りが追い剥ぎの出そうなところだったので、一同は夕飯の後、代わる代わる追い剥ぎの話をした。彼の番になった。「昔、一人の徴税請負人がいた」と語り出したが、それ以上は続けようとしなかった。後を聞かせてと迫る一同に彼は答えていった「話というのはこれだけだ」。

 米国の金融崩壊騒動のあおりで、遠のいたかにも映るが、衆院の解散、総選挙は確実に迫ってきている。当面の景気対策をどうするのか、格差社会を是正する道は? 医療費や年金問題の解決には増税を避けては通れぬはずだが、この間にもウナギたちは自分たちの新たな収入源を虎視眈々とうかがっているに違いない。
 今度こそ、有権者は心してかからねばならぬ。







和尚が聞く!‐NYOZEGAMON INTERVIEW‐

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