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−とかくこの世は−トップへ (2007/06/13)

とかくこの世は
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第14回 ウナギの悪巧み

第13回 “リプレイ政治”からの脱却

第12回 曲折の白球譜

第11回 ボツになった死亡記事

第10回 ホフハ試験薬

第9回 団塊定年待望論

第8回 自殺予防薬

第7回 鎮魂譜

第6回 薩摩守はいずこ

第5回 「ハイ」と言えない子供たち


第4回 死のスタイル

第3回 日本史教えぬ「美しい日本」

第2回 ある暴走族との出会い

第1回 賀状有情

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 カモン!ルーシー
庫裡から悶々
ははんほほう話




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 檀林風発




肇道和尚の「如是我聞」

 対話中、相手の示す反応に3つのパターンがある。「ホホウ」「フフン」「ハハン」の感嘆詞である。

 まず「ホホウ」。耳寄りなことを打ち明けられたとき、この感嘆詞を発し、身を乗り出して詳細を知ろうとする。
 それが身辺に係わるニュースだったりすると「アッ」と声を立ててショックの表情をあらわにする。意外性の強いとき、つまり意表を衝かれたような場合が「アッ」であり、程度の軽いときは「ホホウ」。そして「その後は」と続きを聞きたがる。
 あなたの持ち込んだ情報に上司(セールスマンならお客)が「ホホウ」といった表情を示したら「関心あり」とみて、自信を持ってその話を続ければいい。上司のあなたへの覚えはめでたく、貴重な情報提供者として金一封のご褒美にあずかることもありうる。セールスマンなら商談成立間違いなし。

 次の「フフン」は「フム、フム」というのと同じ合点(納得)である。だが「そんなこと先刻承知」と鼻であしらう表現である場合もある。そのいずれかであるかを見極めないと、とんだ失敗を招くことになる。
 「フフン」の反応を感じたら「とりあえずご報告まで」と話題を変えてみるのが賢明。長々とその話を続けたら、短気で多忙な上司からは「他人の表情も読めないドジな野郎」と軽蔑を買うことになりかねない。

 三番目の「ハハン」は自分がすでに承知している話題でも、結末が意外であったときなどに発するもので、“なるほど、なるほど”と感心する場合もあれば“してやられた”と淡い悔いの表現であることも。

 ところで、話の途中で「フフン」が「ハハン」に変わるときもある。だから先方に「フフン」の顔色を読み取ったからといって、打ち切ってしまわず、途中経過を省略して「この話、コレコレの結末となりました。さすが、鬼の××さんのやりそうな手口です」などと結べば、上司の反応が「ハハン」に転ずることも考えられる。
 とくに「フフン」型の人は早合点タイプが多いから、先方は聞く耳を持たないと早トチリして、途中で話題を変えてしまうと、あとで「あいつの情報は中途半端だ」とのそしりを受けることになるのでご用心を。
 さて、あなたの上司がどのパターンに属するのか、日ごろの洞察力と接し方があなたの出世を左右する。

 実はこの感嘆詞、心の内をさらけだした純真吐露である反面、無防備な言葉でもあるから、相手の心理分析に利用できるのだ。またスピーチや文章作法に応用するのも面白い。

 冒頭に意外性をぶつけて読者の関心を引きつけるのが「ホホウ」型作法。新聞の見出しや前文の常套的手法である。つられて読んではみたが……。
 「フフン」型の新聞読者は少なくない。通勤途中で目撃した交通事故、テレビで知った殺人事件などを夕刊で真っ先に探し「あった、あった」というタイプ。そのニュースがボツになった場合でも、新聞社が知らなかったと独り決めしがちなのもこの種の人である。
 「ハハン」型はコラムや四コマ漫画で使われる手口で、締めくくり(オチ)で「ハハン」といわせる筆法。漢詩の起・承・転・結の発想である。







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