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−庫裡から悶々−トップへ                                         (2009/02/18)
    第36回   笑っちゃうではすまない
 
庫裡から悶々
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第39回 串刺しルート

第38回 鈴虫だって「リンリ」と鳴く

第37回 複眼で成功した『おくりびと』

第36回 「笑っちゃう」ではすまない

第35回 語り継ぐ義挙

第34回 良い夢見ようよ

第33回 舌禍読禍宰相禍

第32回 冒頭の終わり


第31回 振り込め詐欺の真犯人

第30回 「老人力」のすすめ

第29回 僧徒たるを悔ゆる日

第28回 偶感「昭和二十年八月十五日」

第27回 仰げば恥ずかし わが師の陰

第26回 横綱の品格

第25回 『黄門さま』いずこ

第24回 戒めの16文字

第23回 百年目の「汚物教師」

第22回 怠慢の「12分」

第21回 物言いの一番

第20回 沖縄戦集団自決の真相究明に妥協は許されない

第19回 落ち葉して木々凛々と

第18回 『広辞苑』と私

第17回 子なき家

第16回 “軽老精神”

第15回 5W1Hプラスα

第14回 教育勅語から酌むべきもの

第13回 失われたニッポン人のDNAは再生出来るか

第12回 助けられたり助けたり

第11回 怯懦な共犯者

第10回 「最良のもの」探す日々

第9回 内角の和の中にをり石鼎忌

第8回 世直し先生は街角にいる

第7回 ある天文学者の遺言

第6回 壊れる家々の悲鳴

第5回 嗚呼!硫黄島−兵士たちの慟哭が聞こえる


第4回 よく聴けよ!柳沢大臣

第3回 無機質な社会の中で


第2回 義挙へのもどかしさ

第1回 ついの棲み家は姥捨山

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 カモン!ルーシー
とかくこの世はははんほほう話


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肇道和尚の「如是我聞」

 顔見世興行は歌舞伎座や演舞場に限ったことではない。音羽屋や成田屋の何代目ばかりが名優とは限らない。いま巷で評判の当たり狂言といえば国会座の『言葉戦い』だろう。言葉戦いとは聞き慣れない言葉だが、源平合戦などの軍記物では戦闘に先立ち、互いの大将が相手の非を言い立てること。つまり、罵り合いだ。国会や永田町では本質的な論議はそっちのけ。言葉戦いがヒートアップ――。

 小泉元首相 「お主、俺の家来であった時には郵政改革に賛成していながら、今になって本当は反対だったとは何をぬかす。呆れて、怒るに怒れず笑っちゃう」
 麻生首相 「あいや、時代が変わった。ぶっ壊してばかりいて再建構想も示さずにいい加減なのはお主の方。お陰で俺は苦労しておるわい」
 小泉 「何をぬかす、俺様が育ててきた子分共を使って定額給付金の再議決を諮ろうなんて。そうはさせぬ。給付金なんぞそんなに重要な法案ではないわ。と言っても俺も一度は賛成したが」

 折しも、麻生内閣は崩壊寸前。どんな一撃で倒れるかわからない状態だから、観客は「すわっ、解散近し」とばかり舞台中継ならぬTV放映を固唾を呑んで見守る。国会座の人気はいやが上にも高まる。主役の麻生首相、薄笑いを浮かべながらも、内心の苛立ちを隠さず。そこへ急使現れ何やら耳打ち。

 麻生 「なぬ、財務相がG7の記者会見でろれつが回らぬ醜態とな……」と絶句。舞台は暗転。
 もともと“お友だち”で、漢字が読めぬ仲間でもあったのに、懸念された酒癖の悪さがワールドニュースでけん伝されるとは。日本非常事態!

 芝居や映画にもましてハラハラ、ドキドキの展開。決定打を欠く野党にも台本はないから一寸先が読めない。

 世界的な景気悪化、日本の国内総生産は年率12.7%減と戦後最悪の不況に陥ったというのに、国会座からは危機感が伝わってこない。小泉元首相は「怒るより、笑っちゃう」と言ったが、「笑えず、怒っている」のが観客だ。

 たまたま来日したクリントン米国務長官の「新大統領になっての最初の訪問国、頼りにしてます」との外交辞令は、ブラックユーモアと響く。
 今の日本中に欠けているのは危機管理意識、いや、資質そのものだ。おっと、私たちの宗教界だって危ない、危ない。









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