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−庫裡から悶々−トップへ (2007/06/25)
 第14回 教育勅語から酌むべきもの
庫裡から悶々
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第35回 語り継ぐ義挙

第34回 良い夢見ようよ

第33回 舌禍読禍宰相禍

第32回 冒頭の終わり

第31回 振り込め詐欺の真犯人

第30回 「老人力」のすすめ

第29回 僧徒たるを悔ゆる日

第28回 偶感「昭和二十年八月十五日」

第27回 仰げば恥ずかし わが師の陰

第26回 横綱の品格

第25回 『黄門さま』いずこ

第24回 戒めの16文字

第23回 百年目の「汚物教師」

第22回 怠慢の「12分」

第21回 物言いの一番

第20回 沖縄戦集団自決の真相究明に妥協は許されない

第19回 落ち葉して木々凛々と

第18回 『広辞苑』と私

第17回 子なき家

第16回 “軽老精神”

第15回 5W1Hプラスα

第14回 教育勅語から酌むべきもの

第13回 失われたニッポン人のDNAは再生出来るか

第12回 助けられたり助けたり

第11回 怯懦な共犯者

第10回 「最良のもの」探す日々

第9回 内角の和の中にをり石鼎忌

第8回 世直し先生は街角にいる

第7回 ある天文学者の遺言

第6回 壊れる家々の悲鳴

第5回 嗚呼!硫黄島−兵士たちの慟哭が聞こえる


第4回 よく聴けよ!柳沢大臣

第3回 無機質な社会の中で


第2回 義挙へのもどかしさ

第1回 ついの棲み家は姥捨山

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 カモン!ルーシー
とかくこの世はははんほほう話


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 檀林風発 


肇道和尚の「如是我聞」

 父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シコ器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ……

 戦後の国会決議で失効となった『教育勅語』が教示した徳目だ。およそ120年も前の明治23年に作られた文章だから漢文調は仕方ないが、表現は極めて明解、論旨も今の世に至極健全である。

 明治以降の詔勅類が軍国主義を助長した天皇制の遺物、民主主義の敵として排除されたのは止むを得ないとしても、日本古来の美徳であるこれらの道徳律まで一緒に捨ててしまった戦後教育にツケが回ってこないはずはない。

 今時、教育勅語など持ち出すこと事態、アナクロとの批判を受けよう。だが、戦後の復興を支えたのは、この(明治の)道徳教育をうけてきた世代であり、逆に今の暗黒社会を育てたのは戦後教育に洗脳された人々である。
 換言すれば、礼儀無視の結果は「親や先生なんてクソくらえ」、武勇否定は「腰抜け」、信義に欠ければ「約束はすっぽかせ」、質素を厭えば「消費は美徳」――となる。

 敗戦とともに明治が築いた美徳までも追放してしまった戦後教育の誤りは、多発する中学生など低年齢層の凶悪犯罪、日常化した親族殺し、果ては大企業の経営倫理の欠如等々が如実に証明している。

 以上は、元“横浜みなとみらい21”常務の岡部達郎さん(故人)から贈られた『あたりまえの教育論』を私流に表現したものである。
 生前の岡部さんは、日本人を駄目にしたのは敗戦時の連合軍の占領政策だったと嘆いていた。

 第一次大戦後のドイツにみるように、敗戦国は領土の割譲と多額の賠償金を課せられた。その過酷な鞭からヒットラーという独裁者が現れた。
 あの苦い経験を日本で再現させないための占領政策は、領土や賠償金に代えて、日本民族を内部崩壊させることだった。
 そのための(日本人を駄目にする)19ヵ条の実施をマッカーサーに提言したのが、ユダヤ系のモーゼ氏だった。戦後半世紀、いま19ヵ条効果がはっきり現れたとは生前の岡部さんの言葉だった。

 その中で真っ先に槍玉に上がったのが、教育勅語だった。だが、徳目に関する限り当たり前のことばかりだ。当時のGHQ教育課長H・G・ヘンダーソンさんも「非常に家族主義である点を除けば、どこも悪くない」といったほどだった。結局、軍国主義的、熱狂的愛国者によって悪用されたことを指摘、昭和23年の国会決議で失効となった。

 後の話だが、故アデナウアー西独首相は教育勅語を高く評価し、失効を惜しんだそうだ。戦後首相の中でも田中角栄、福田赳夫さんらの教育勅語賛美が様々な評価を持って伝えられている。安倍首相の「美しい日本」構想に、教育勅語の心が、どんな形で登場するのだろうか。







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