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−庫裡から悶々−トップへ (2007/05/09)
  第12回  助けられたり助けたり
庫裡から悶々
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第35回 語り継ぐ義挙

第34回 良い夢見ようよ

第33回 舌禍読禍宰相禍

第32回 冒頭の終わり

第31回 振り込め詐欺の真犯人

第30回 「老人力」のすすめ

第29回 僧徒たるを悔ゆる日

第28回 偶感「昭和二十年八月十五日」

第27回 仰げば恥ずかし わが師の陰

第26回 横綱の品格

第25回 『黄門さま』いずこ

第24回 戒めの16文字

第23回 百年目の「汚物教師」

第22回 怠慢の「12分」

第21回 物言いの一番

第20回 沖縄戦集団自決の真相究明に妥協は許されない

第19回 落ち葉して木々凛々と

第18回 『広辞苑』と私

第17回 子なき家

第16回 “軽老精神”

第15回 5W1Hプラスα

第14回 教育勅語から酌むべきもの

第13回 失われたニッポン人のDNAは再生出来るか

第12回 助けられたり助けたり

第11回 怯懦な共犯者

第10回 「最良のもの」探す日々

第9回 内角の和の中にをり石鼎忌

第8回 世直し先生は街角にいる

第7回 ある天文学者の遺言

第6回 壊れる家々の悲鳴

第5回 嗚呼!硫黄島−兵士たちの慟哭が聞こえる


第4回 よく聴けよ!柳沢大臣

第3回 無機質な社会の中で


第2回 義挙へのもどかしさ

第1回 ついの棲み家は姥捨山

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 カモン!ルーシー
とかくこの世はははんほほう話


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 檀林風発 


肇道和尚の「如是我聞」

     ♪ とんとん とんからりと隣組
         格子を開ければ 顔なじみ
         回して頂戴 回覧板
           知らせられたり 知らせたり

          (軽妙な歌詞はさらに続いて)
         あれこれ面倒 味噌醤油
         ご飯の炊き方 垣根越し
           教えられたり 教えたり

         地震や雷 火事どろぼう
         互いに役立つ 用心棒


 戦中派には馴染みの愛唱歌『隣組』はマンガ家・岡本一平さんの作詞である。

 戦中の“美徳”がすべて否定された中で、隣組と回覧板だけは今に引き継がれている。

 回覧板は専ら役所の告知用に利用されているが、高齢化や独居老人が増えているためか、戸口リレーが必ずしもスムーズではない。行政広報も、回覧板方式を検討し直す時に来ているようだ。
 とはいっても「向こう三軒両隣」「遠くの親戚より近くの他人」というように、近隣付き合いは地域和合の基本。隣組的存在は残しておきたいものだ。

 隣近所は仲良くといっても、時には平和を乱すならず者が現れる。そんなヤツは排除しようと、昔の人が考えたのが「村八分」という仲間外れの制裁だった。それでも、葬式と火事の二分だけは例外措置として、みんなが手を貸したものだ。

 だが、今は隣人同士が顔をそむけあって挨拶もしない。別に不都合があったわけではない。ただ、他人に家の中を覗かれたくないというだけの理由で隣人を切り捨てている。

 近ごろ、火事といえば必ず焼死者が出るのはナゼだろう。
 個室優先の住宅構造かと思えば、そうとは言い切れない。思いめぐらせて辿り着いた結論は【高齢化と近隣交際の希薄】だ。
 隣でキナ臭い匂いがすれば、飛んで行って「お婆ちゃん大丈夫」「子供はどうした」と声を掛ける。消火はもちろん家財の運び出しを手伝ってやる。そんな助け合いの心など微塵もない乾き切った時代になってしまったのだ。

 高齢少子化だからこそ、近隣同士が助け合ったり助けたりの互助が必要なのだとは思いませんか。







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