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【田原順子・筑前琵琶演奏会】
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「無我の正義」の法要
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2009年1月25日
(トピックスに戻る)『法然上人伝』

 二曲目は、愛知県阿久比町の弘誓院の関登水住職が作詞した『法然上人伝』。田原さんのレパートリーの一つですが、この日が法然上人のご命日なので選んだそうです。仇討ちを禁じた父親の教えに始まり、平和と平等を求めた法然上人の生涯を描く名調子は、いかにも浄土宗の城源寺にふさわしい演奏でした。

田原さんと俊晃副住職 中入りをはさんでの第二部は、趣を一変させて、田原さんと俊晃副住職とのミニ・トークショーのスタイルでスタート。田原さんが会場からの質問に答え、琵琶が最古の楽器で、胴は桑の木、弦は絹糸で成り、いかにもシルクロード(絹の道)を渡って来たことを象徴する楽器だ、と解説すると、会場からは「ほおーっ」といった感嘆の声が渦巻きました。

 三曲目は『うたうされこうべ』。作家の松谷みよ子さんが九州地方で採取して作品にまとめた民話に、田原さんが曲をつけたものです。「されこうべ」は「しゃれこうべ=髑髏・どくろ」。峠道で権蔵に殺された与平の首が、3年後、髑髏となって笹の先で揺られながら縁起のよさそうな歌を歌っている。「かの(叶)うた、かのうたよ、思うこと、かのうた。末は鶴亀、五葉の松」。
田原順子さん
 それを聞いた権蔵は与平と気付かぬまま持ち帰り、街角で髑髏に歌わせて商売にした。髑髏が歌う不思議が評判となり、権蔵の商売は大繁盛。やがて殿様の耳に入って城に召されたが、御前での肝心な時になると髑髏は黙りこくってしまう。だましたな、と怒った殿様は権蔵の首をはねる。すると、髑髏が「かのうた、かのうたよ、思うこと、かのうた」……という怪奇的なのになぜか、明るく滑稽なストーリー。

 田原さんが、権蔵を呼び出しに来た殿様の家来が「本当に歌うのだな。偽りを申すと首をはねるぞ」と念を押した下りを語ったところで、勘の良い聴衆は「ははーん」といった表情。そして、予感の通り、与平の仇討ちの望みが叶う話だったのだと分かり、大喜び。会場は拍手喝采と笑いに包まれました。

 田原さんの話によると、琵琶の作品には昔から「納豆左衛門」が「卓袱台ケ原」で合戦を展開する、といった滑稽物も多いそうです。琵琶と言えばすぐに平家物語の悲劇を連想しがちですが、「琵琶の音色は千変万化。哀調のしらべだけではありません」と田原さん。「お客さんが大笑いして楽しんでくれる話もどんどん演じて、琵琶への固定観念を打ち破りたい」と語り、来年も楽しい作品を披露してくれると約束してくれました。

            田原順子さんのホームページ:琵琶/田原順子のサイト


                     「語り継ぐ義挙」庫裡から悶々第35回


            境内に「忘我の正義」の記念碑が建ちました!

Topics(2009/01/25)

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